博士国吉ユリア


 ユリアちゃんは、「教育学博士」(著書奥付・カバー)、「心理学博士」(公式サイト)や「児童心理学Dr」(名刺)などと名乗っているんです。すごいです。
 どれもこれも、全然違う博士号です。全部を別々にお持ちには見えないユリアちゃんが、どうやってこんなことをしているんでしょう。もしかすると、児童心理学を専攻する教育学部のコースで博士になったのなら、こういう言い方をできるのかも知れません。でも、博士号を取得できるようなコースにユリアちゃんが通っていたようには見えません。
 著書における記述を見ても、わかりません。学部への「編入」(著書110〜111頁)と「卒業」(著書126頁)があったことしか書かれていないからです。そもそも、1年半の留学だけでは、博士号なんかもらえそうにありません。しかも、その後の履歴にも、博士論文の執筆とかそういう感じの活動が全然出てきません。
 あまつさえ、ユリアちゃんの名前で論文を検索しても、何も出てきません。GoogleScholarとか国立国会図書館蔵書検索・申込システムとか、何で調べても一緒でした。
 ユリアちゃんは、本当に博士なんでしょうか。不安です。
 結婚で苗字が変わったり、なんらかの理由で改名しても、博士を名乗るような人なら論文が見つかるような名乗り方をするものです。でも、ユリアちゃんが公開している情報には、改名の痕跡さえありません。他の名前も出てきません。それにしても、おかしいですよね。もしかして、いわれのない迫害を受けているんでしょうか。

 でも、ユリアちゃんは、帰国と同時に「いくつかの大学の非常勤講師」となったり(著書126頁)、2002年頃には「本土の大学でボランティアについて教えてい」る(著書237頁)みたいです。やっぱりユリア先生なら、大丈夫なんでしょうか。でも、具体的な学校の名前は、全然出てきません。やっぱり不安です。そもそも、優秀な成績で東大を出ても、最短で3年くらい助手をやってから講義をすることになっています。学部を卒業しただけのユリアちゃんが先生になれるなんて、ものすごく考えにくいことです。

 ファンは、何を信じればいいんでしょうか。

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